東京都は契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」の試行運用を開始した。同プラットフォームを提供する弁護士ドットコムが発表した。
クラウドサイン概要
クラウドサインは、契約の締結から管理までデジタルで完結させる契約マネジメントプラットフォーム。電子署名法に準拠した電子署名とタイムスタンプによって円滑かつ、安全な契約締結を実現する。自然言語処理技術を用いたAI契約書管理機能、契約書の振り分けのオートメーション化を実現したスマートキャビネット機能などを備えており、過去に紙で締結した契約を含め一元的に検索・期限管理ができる。
今回の試行運用は、書類や対面で行っていた契約業務全般のデジタル化や、業務の最適化とデジタル変革(DX)施策の加速を目的としている。書類による対面業務をなくすことで都民および自治体職員の利便性向上だけでなく、新型コロナウイルス感染防止、契約業務における効率化やコスト削減も見込んでいる。
11月から電子契約サービス導入の試行運用を対象とする契約組織・契約種別を限定して開始していく。対象課所は財務局経理部総務課、契約第一課、契約第ニ課となっている。