読者の皆さんが最後にオフィスで同僚たちと雑談をしたのは、いつのことだろうか。
そうした(多くの場合)即席の話し合いには、多くの利点がある。例えば、ほかの従業員(や家族)が発展させることのできる素晴らしいアイデアを、参加者の1人が思いつくかもしれない。あるいは、対話するだけで、仲間意識が育まれるかもしれない。
そうした小さな会議がもたらす利点が何であれ、その価値を否定することはできない。
しかし、リモートワークをする人や忙しくて休憩室に行く暇もない人がますます増えている現在の状況では、何ができるだろうか。「Slack」を使用している場合は、ハドルミーティングという興味深い機能がある。ハドルミーティングは、音声やビデオ、複数人の画面共有、メモ専用のスレッド、絵文字リアクションを通して、オフィスでの気楽なやりとりを再現しようと試みている。
また、Slackの最新のリリースでは、さらに多くの機能がハドルミーティングに追加されている。それらの新機能には、以下のものが含まれる。
- ビデオ会議と音声会議
- ハドルミーティングを新しいウィンドウで開くことが可能に
- メモ専用のスレッドを開始する機能。スレッドはチャンネルに自動保存される
- 複数人の画面共有
- ほかのメンバーに会話の内容が分かるように、トピックを設定
- カスタム背景
- 絵文字リアクションとステッカー
ハドルミーティングを、スケジュールされた会議や不定期の電話会議(多くの場合、スケジュールに従って行われる)と同じものと考えてはいけない。ハドルミーティングは、何人かのチームメンバーを集めて、何らかの話題についてリアルタイムでチャットしたいときに実施するものだ。あなたが何かに取り組んでいて、行き詰まったとしよう。同じことに取り組んでいるチームメンバーが3~4人いるので、彼らの意見を聞きたくなった。そういうときは、ハドルミーティングを開始して、思う存分話し合ってほしい。
注意点が1つある。ハドルミーティングは無料アカウントでも利用できるが、参加できるのは2人までだ。有料のSlackアカウントでは、最大50人がハドルミーティングに参加できる。
Slackのハドルミーティングは、チャンネルまたはDMのいずれかで開始できる。メンバーが非常に多いチャンネルでハドルミーティングを開始すると、そのチャンネルの全員がハドルミーティングにアクセスできるようになる、ということは覚えておくべきだ。特定の相手とだけハドルミーティングをしたい場合は、もっと慎重なアプローチが必要だ。以下でその方法を紹介する。
Slackハドルミーティングとはどんなもので、どのように使用するのか
必要なもの
必要なのは、有効なSlackアカウントだけだ。ハドルミーティングは、「Android」版と「iOS」版のモバイルアプリ、さらにウェブ版とデスクトップ版でも開始できる。ここでは、Slackのデスクトップアプリを使って説明を進めるが、そのほかのバージョンでも手順は同じだ。
1. Slackのワークスペースを開く
最初に、チャンネルかDMのいずれかをクリックする必要がある。