スルガ銀行は、口座管理を可能にするスマートフォンアプリ「スルガ銀行CONNECT」にアプリ多言語化ソリューション「WOVN.app」を導入した。同ソリューションを提供するWovn Technologiesが発表した。
スルガ銀行CONNECTは、いつでもどこでも銀行口座を利用、管理できる環境を提供するスマートフォンアプリ。スマートフォンで取引情報が一括管理できるのに加え、電話・チャット・メールなどの相談サービスも利用できる。
スルガ銀行は、ファイナンシャルインクルージョン(FI)の実現を目標とし、日本に居住する外国籍の顧客への商品・サービスの拡充を進めている。これまでにも「外国籍の方向けオートローン」や「外国籍のお客さま専用口座」を提供しているが、日常の取引における利便性の向上が必要であると感じ、スルガ銀行CONNECTを多言語化することにしたという。
多言語化では、コストを抑えながらスピーディーに行うこと、言語やページの拡張といった運用面の負担を軽減することが課題となった。
「WOVN.app」は、ネイティブアプリを最大43言語・77のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化するソリューション。リリース済みのアプリにもソフトウェア開発キット(SDK)を組み込むことができ、多言語化に必要なシステム開発、多言語サイト運用にかかるコストの圧縮、人的リソースの削減、導入期間の短縮等が可能。運用負荷を抑えながら、スピーディーな対応が出来ることから、スルガ銀行は導入に至ったという。
スルガ銀行CONNECTは、日本語に加えて英語、ベトナム語、簡体字、スペイン語、ポルトガル語に対応。スルガ銀行では、今後も外国籍の顧客にも安心を届けるべく、インターネットバンキングやコーポレートサイトの多言語化などを通じて、情報発信に努めるとしている。