大成建設とリバスタ、建設業向けCO2排出量計測管理サービスを開発へ

NO BUDGET

2022-12-12 15:50

 大成建設とリバスタは、「建設現場で発生するCO2排出量の計測管理サービス」の開発に着手したと発表した。。大成建設の二酸化炭素(CO2)排出量計測管理のノウハウと、リバスタが蓄積している豊富な現場データを活用する。

「建設現場で発生するCO2排出量の計測管理サービス」の概要
「建設現場で発生するCO2排出量の計測管理サービス」の概要

 大成建設は、業界に先駆けて2021年に、建設現場で発生するCO2排出量を効率的に計測・集計する独自システム「T-CARBON Watch」を開発し、その運用を通じて、管理ノウハウを蓄積してきた。同システムは、カメラと人工知能(AI)の画像認識機能によるスポット入場重機・車両情報や燃料供給業者から提供される現場内での給油情報、電子マニフェストデータによる廃棄物運搬情報などを活用し、CO2排出量を自動的に計測・集計している。これにより、担当者の入力作業を極力省くことができるという。

 リバスタは、約2700社の建設会社が利用している電子マニフェストサービス「e-reverse.com」や約1万カ所の現場で利用されている建設現場施工管理サービス「Buildee」を提供しており、蓄積された各種の現場データを活用して、産業廃棄物運搬や建設機械の稼働に係るCO2排出量を自動算定するオプションサービスも提供している。また、電力データ管理協会に参画し、電力データを取得・活用するための仕組みづくりを進めている。

 今後両社は、新規開発したサービスを大成建設の建設現場への導入・評価を行う。その後リバスタから製品として販売を行い、業界に広く展開していく。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]