円谷プロダクション、コンテンツの契約管理一元化めざし「Contract One」導入

NO BUDGET

2022-12-19 07:42

 Sansanは、円谷プロダクションが「Contract One」を導入したと発表した。

 円谷プロダクションは、Contract Oneを導入することで、電子契約書と紙の契約書を一元管理できる契約データベースを構築し事業成長を加速させていく。

 Contract Oneは、契約書を紙や電子といった形式を問わずにデータ化し、契約書の一元管理を実現する契約デジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。同サービスで契約データベースを構築することで、全社での契約情報の活用を促進できる。契約データベースは、契約書をContract Oneにアップロードするだけで自動的に構築できる。

 同サービスは、電子帳簿保存法で定められた要件を満たした形式で契約書を電子保存するとともに、契約情報の横断的な検索や契約書の関連付けを可能にする。また英文契約書のデータ化にも対応しており、電子帳簿保存法の対応に必要な項目を自動で抽出し、データベースに反映する。なお取引先名や契約期限などの重要項目を容易に検索・参照できるようになる。

 円谷プロダクションでは、ライセンス事業をはじめとするコンテンツ&デジタル事業において、多岐にわたる契約の取り交わしが発生し、契約台帳の作成とその管理に多大な工数がかかっていた。また、電子契約書と紙の契約書を異なるフローで保管していたことから、管理が煩雑になり、手軽に参照できなかった。さらに今後の事業成長を見越した時に、契約の取り交わしが増加することが予想され、契約情報の保管・管理方法の効率化が求められていた。

 今回の導入で、円谷プロダクションでは契約情報を資産化することが可能となり、現状の契約状況の把握や契約内容の最適化などに取り組むことができる。また契約に関わる担当者の保管・管理業務が効率化され、特に法務担当者は作業負荷が軽減される。これによの法務業務の推進にリソースを割けるようになる。さらに海外企業との契約の取り交わしでも、Contract Oneを活用することで、契約書の管理や参照にかかる工数を削減し、効率的な契約情報の活用が可能となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]