ロート製薬はインテックが提供する企業間電子取引サービス「EDIアウトソーシングサービス(EINS/EDI-Hub Nex)」を採用した。インテックが発表した。
「EDIアウトソーシングサービス」の導入イメージ
EDIアウトソーシングサービスは、通信インフラをINSネット(ディジタル通信モード)からインターネットに切り替えて利用でき、日々増加していく受発注や商取引データの送受信への迅速な処理が可能になる。また、EDIの接続先追加もすぐに対応できる。
DR(Disaster Recovery)とシステム運用を2拠点で行っているため、自社で構築したEDIでは対応が難しかったバックアップなどのBCP対策も可能となる。このため、1日でビジネスに数億円単位の影響を及ぼすような重要なデータを守ることができる。
さらにAmazon Web Services(AWS)との接続実績が豊富なため、ユーザー側のAWSの基幹システムとのネットワーク構築も短期間で実施できるという。
ロート製薬のEDIは、約80の代理店との間で毎日の受発注や商取引のデータを円滑に運用し、国内受注の約8割を管理する重要なシステムとなっている。これまでは、自社でこのシステムを構築し運用していたが、そのインフラを支えてきたINSネット(ディジタル通信モード)サービスが2024年に終了するため、外部サービスへの乗り換えを検討していた。
同社は、インテックのEDIアウトソーシングサービスについて、EDIサービスにおける豊富な運用実績、コストパフォーマンス、障害発生時のコンサルティングなど、トータルで充実した運用サポートを受けられる点を評価している。また、DRサービスと2拠点運用サービスにより、BCP対策を盤石なものにできる点も採用のポイントとなった。