IT企業の年頭所感

“モノ×コト”の組み合わせ、お客さまのその先を見据えて提案を--菱洋エレクトロ・中村社長

ZDNET Japan Staff

2023-01-10 13:00

 2023年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

菱洋エレクトロ 代表取締役社長 執行役員 中村守孝氏

 2022年は、地政学リスクの高まりをはじめ、依然として続く半導体の供給不足問題、エネルギー・原材料価格の高騰、急速な円安の進行など目まぐるしい社会情勢の変化に見舞われた1年でした。また、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけとした、社会全体におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に伴い、お客さまのニーズも多様に変化しています。

 菱洋エレクトロは、現行の3カ年計画において「お客さま接点の拡充と深掘」「独自性の追求」 、これらを支える「生産性の向上」の3つを戦略骨子として掲げました。

 計画初年度に当たる今期(2023年度1月期)は、21年ぶりの好業績が見込まれます。この背景には、半導体供給不足下における好需要、急激な円安の進行といった外的要因のほか、社長就任以来5年にわたり続けてきた経営改革の成果が寄与していると考えます。特に重視している「お客さま接点の拡充と深掘」を愚直に続けてきた結果、医療分野をはじめとする課題解決事例が増えてきています。

 2023年は事業環境の厳しさが増すことも想定されますが、こうした取り組みを加速し、幅広い業界に展開していくことで、お客さま満足度の向上を図ってまいります。当社ではお客さまのものづくりやIT環境の整備、研究開発などを支援しています。さらに、人工知能(AI)技術を活用し、 ハードウェア/ソフトウェアの設計から製造までを担う技術サービスや、お客さまのお手間を軽減するサービスビジネスといった独自の事業も展開しています。「すべてを、つなげよう。技術で、発想で。」のスローガンのもと、 豊富な製品・ 事業・ サービスを組み合わせた提案ができるよう 、全社一丸となって前進してまいります。

 商人である私たちは、今までもこれからも、最も重要視するのはお客さまです。お客さまとのリレーションをたゆまず構築し続けることで、目の前のお客さまだけでなく、その先のエンドユーザーさま、さらにはお客さまを取り巻く環境までを見据えた具体的な解決策を、いち早く提案させていただきます。

 今後も先行き不透明な状況が続くと予想されますが、お客さま視点を徹底して持ち続けることで、ニーズを的確に捉え、変わりゆく環境に適応してまいります。「VALUE and PRIDE」を行動指針とし、価値あるソリューションを、誇りを持って提案し続けることで「お客さまの課題やお困りごとを他社よりも早く、優れたやり方で解決させていただく企業」を目指してまいります。

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