東京ガスは、マニュアル(手順書)を作成・共有するシステム「Teachme Biz」を導入し、教育時間の短縮、拠点間の情報や知識共有による業務効率化などの効果を挙げている。システムを提供するスタディストが1月10日に発表した。
Teachme Bizは、マニュアルを作成、共有するためのクラウドサービスで、企業におけるマニュアルの作成、管理を効率化することで、生産性を大きく向上させる。手順書の作成時間を大幅に削減するだけでなく、人材育成の効率化や顧客満足度の向上などにも有用だという。
東京ガスでは、これまでマニュアルについて、作成や更新の手間、文章が中心であることによる分かりづらさ、保管場所のばらつきといった課題を抱えていた。
同社によると、Teachme Bizでは写真と動画を中心にマニュアルを作成できるため、分かりやすく、ミスの防止や理解スピードの加速に大きく寄与しているという。また、マニュアルに特化してクラウド上で一元管理されるので、必要なマニュアルを迅速に入手できるようになった。
さらに同社では、2023年にLNG基地内でマニュアルのコンテストも計画しており、さらなる活用推進と生産性向上に向けた取り組みを進めていく。
東京ガスでのTeachme Bizの利用風景(出典:スタディスト)