Microsoftは米国時間1月12日に「Windows 11 Insider Preview Build 25276」をDevチャネルのテスター向けにリリースしたばかりだが、ユーザーをいら立たせるかもしれない変更点が1つある。「Microsoft 365」とクラウドストレージへのアプローチを変更したことで、「Outlook.com」の添付ファイルも「OneDrive」のストレージクォータ(割り当て)に含まれるようになったのだ。この変更は、「Outlook」添付ファイルの合計サイズを示す「設定」アプリの新しいストレージバーに反映されている。
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「Windows 11」ユーザーは、アップデートされた設定アプリからMicrosoft 365サブスクリプションとクラウドストレージを管理できる。
同社は2022年11月、Microsoft 365の各製品で使用されているクラウドストレージの容量を示すストレージバーを設定アプリに追加したが、そのとき、対象になるMicrosoft 365のアプリとサービスのデータに変更が加えられること、そして、それによって、2023年2月1日以降、ユーザーのクラウドストレージ容量に影響が及ぶ可能性があることを予告していた。
今回同社は、Outlookの添付ファイルデータがOneDriveストレージに含まれるようになることを明かした。Outlook添付ファイルのデータは、OneDriveのバーの下に別の黄色のバーとして表示されており、ストレージ使用量の合計を示すバーにも黄色で表示されている。
Outlook添付ファイルがOneDriveのクォータに追加されることで上限を超過する場合、2月1日より、「OneDriveに十分な空き容量がありません」という警告が表示されるようになる。
MicrosoftはWindows 11のテスターを安心させるために、「ストレージの使用状況に関するアラートが表示されるかもしれないが、2023年2月1日という早い段階でストレージ容量に影響が及ぶことはない」と述べている。
サポートドキュメントによれば、この変更はOutlook.comメールボックスのストレージ容量には影響を及ぼさないが、OneDriveでクォータの上限に達すると、(おそらく容量を追加購入するまで)Outlook.comでメールを送受信する機能が利用できなくなる。
「ただし、これにより、OneDriveで使用できるクラウドストレージの容量が減少する可能性がある。クラウドストレージのクォータに達すると、Outlook.comでメールを送受信する機能が中断される」(Microsoft)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。