NECネッツエスアイは3月15日、自治体のペーパーレスを推進するASPサービスとして、「NECネッツエスアイ AI-OCR for LGWAN」の販売を開始した。同サービスはLGWAN上でセキュアに利用できるAI技術を活用した文字認識データ変換サービス。
同社はこのサービスを含めたLGWAN-ASPサービスを拡充し、自治体DXに関する事業関連で2023年度に受注100億円を目指すとしている。
サービス利用イメージ
同サービスでは、専用のサーバやスキャナーなどの機器を導入する必要がなく、既存のLGWANに接続されているPCから直接利用できるため、導入や運用における負担を軽減できる。
また高精度な文字の認識・読み取り機能を搭載し、印字されている文字に加え、手書き文字や汚れ・傾き・歪みのある文字でも各種補正や処理を自動で施せる。例えば窓口業務で使用している手書き書類を自動で読み取ることができるため、職員のデータ入力の手間を削減することが可能だ。
さらに様式が異なる帳票でもAIが文字列の属性を読み取り、希望する情報を自動で抽出する「非定型帳票読み取り機能」を標準で搭載しているため、外部業者から送られてくる請求書の様式が異なる場合でも、様式ごとに文字の読み取り設定を行うことなくデータの抽出ができる。
同サービスの参考ライセンス価格(税別)は、1団体につき1年で137万5000円から。