NTTデータは3月27日、4月1日付で法人ビジネス分野の組織を再編すると発表した。2025年度目標の中期経営計画に基づくもので、3つの事業本部新設と1つの既存事業本部の再編を行う。コンサルティング、ペイメント、テクノロジーの専門領域と産業分野軸を掛け合わせた取り組みを推進するという。
新設するのは、「インダストリ統括事業本部」「ペイメント事業本部」「システムインテグレーション事業本部」の3事業本部。インダストリ統括事業本部では、配下に流通・小売、自動車、食品・飲料・CPG、製薬・化学、機械・電機・建設、交通・観光・エンタメ、メディア・情報サービスの7事業部を設置する。また、ペイメント事業本部ではグローバルペイメント&サービスとカード&ペイメントの2事業部、システムインテグレーション事業本部ではシステムインテグレーションとEASの2事業部をそれぞれ設置する。
新設の意図は、インダストリ統括事業本部では「インダストリーの未来像を予見し、あるべきビジネスの姿をお客さまと描き、エンドツーエンドでお客さまに価値提供」、ペイメント事業本部では「ペイメント領域の専門性を発揮し、提供価値の向上を行うとともに、各インダストリーと連動したサービス企画の推進」、システムインテグレーション事業本部では「先進技術活用力とシステム開発技術力を発揮するとともに、パートナー各社さまとも連携し、サービスのデリバリーを行うとともに、独自のITアセットやコンポーネントの蓄積と改良を行い、提供価値の多様化と継続的な付加価値の向上」としている。
また、既存の法人コンサルティング&マーケティング事業本部では、「法人分野のアセット戦略を一元的に推進する」ためとして、新たに「法人アセットベースドサービス推進室」を設置する。
NTTデータの法人ビジネス組織の再編