「Raspberry Pi」を限界まで酷使すると、過熱に関連するさまざまな問題が発生する。ほとんどの場合、パッシブヒートシンクをチップに貼り付ければ、問題は解決するが、オーバークロックを最大限に活用する人には、本格的な冷却装置が必要になる。
それでは、どのクーラーを購入すればいいのだろうか。筆者は最も人気の高い約10機種のRaspberry Piクーラーをテストし、1つに絞り込んだ。最後に残ったのは、「Raspberry Pi Ultra Thin ICE Tower Cooler」だ。
Raspberry Pi Ultra Thin ICE Tower Cooler
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
Raspberry Pi Ultra Thin ICE Tower Coolerの技術仕様
- 超薄型のクーラー
- 銅ヒートパイプ技術
- 40mm、5400RPMの静音ファン
- ファン速度の調整をサポート
- 同梱品は、Ultra Thin ICE Tower Cooler×1、スタンドオフねじ×4、ねじ×4、ねじ回し×1、サーマルパッド×4、アクリルベース×1
Ultra Thin ICE Tower Coolerの取り付けは簡単だ。
1. サーマルパッドを取り付ける
ボード上の4つのチップにサーマルパッドを貼り付ける(サーマルパッドの両面に貼られているフィルムを剥がす必要がある。フィルムを剥がさないと、サーマルパッドが正常に機能せず、さらなる過熱の原因になる)。
サーマルパッドを貼り付ける。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
2. クーラーを取り付ける
4.5mmのナットドライバーを使用してファンを固定する(ナットドライバーは同梱されていない。これらのナットをきつく締める必要はないので、指を使っても構わない)。筆者がここで使用したドライバーは、素晴らしい「iFixit Pro Tech Toolkit」に含まれていたものだ。
ファンを取り付ける。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
3. 底部を取り付ける
アクリルベースプレートをねじで固定する。これらのねじは、ファンの取り付けに使用した真鍮のスタンドオフねじの中に入っていく。
アクリルベースをねじで固定する。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET