マイクロソフト、高速化した「Teams」のパブリックプレビューを公開

Shelby Brown (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2023-03-31 09:47

 Microsoftは米国時間3月27日、刷新した「Microsoft Teams」のパブリックプレビューを公開した。新しいTeamsアプリでは従来版と比べて、ミーティングへの参加とアプリの起動が2倍、アプリのインストールが3倍、チャットおよびチャンネルのスレッド切り替えが1.7倍の速さで行える。このスピード向上により、使用するメモリを50%、ディスク容量を70%低減できるという。

Teamsのロゴを表示したスマホ
提供:James Martin/CNET

 さらに、複数の組織にまたがって協業するユーザーのサポートも強化された。同時に複数のアカウントにログインして、通知を受け取ることができるほか、IT管理が簡素化され、データセキュリティも強化されている。

 同社はブログ記事で、アプリの新しいデザインは、ユーザーからのフィードバックを直接反映させたものだと述べている。

 「新しいTeamsは、スピード、性能、柔軟性を基盤に、ユーザーが時間を節約して、より効率的に協業できるようにした」(同社)

 パブリックプレビュープログラムに参加しているユーザーなら、すぐに新しいTeamsアプリを利用できる。対象指定リリース(Target Release)プログラムのユーザーは、4月中旬から利用可能だ。それ以外の場合、管理者がオプトインして、新しいTeamsを利用できるユーザーを選択する必要がある。

 新しいMicrosoft Teamsアプリは、以下の方法で利用を開始できる

  1. 「Windows」デバイスでMicrosoft Teamsを起動する。
  2. 画面上部にある「新しいTeamsを試す」のトグルスイッチを有効にする。
  3. ダウンロード開始を促すプロンプトが表示されたら、「今すぐ入手」をクリックする。
  4. 使用する前にTeamsを再起動する。

 「新しいTeams」のトグルスイッチを無効にすると、従来のTeamsに戻れる。ただし、通話や会議中に従来のTeamsに切り替えると接続が切れるので、注意が必要だ。

 通知の設定は「設定やその他」で行う。「設定」>「通知」>「Windows通知の設定を開く」を選択する。Teamsアプリにアカウントを追加したい場合は、右上のプロフィール写真をクリックして、「別の職場アカウントの追加」を選べばよい。

 同社によると、パブリックプレビューではTeamsの新機能のすべてが提供されるわけではないという。今後、サードパーティー製アプリや基幹業務アプリのほか、高度な通話機能や会議機能などが提供される見通しだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

 

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