キヤノンMJ、請求書受け取りのクラウドサービスを開始

ZDNET Japan Staff

2023-04-10 13:10

 キヤノンマーケティングジャパンは4月10日、請求書を受け取るクラウドサービス「DigitalWork Accelerator 請求書受取サービス」を発表した。5月10日から提供する。

 新サービスは、取引先などからメールや紙で受け取る請求書をクラウド環境にアップロードしてもらい、記載された支払いに関するデータを入力することで、業務処理を効率化するサービス。9月にインボイス制度に対応予定で、「登録番号・税区分・消費税内訳」の自動読み取りと登録をできるようにする。11月にEDI(電子データ交換)、12月に同社の会計ソフト製品「SuperStream」との連携もそれぞれ開始する。

 また、2022年12月から提供している「DigitalWork Accelerator電子取引管理サービス」と組み合わせて利用することで、電子帳簿保存法に対応した請求書を含む取引関係書類の一元的な長期保管と管理もできるとする。なお、請求書受け取り業務で今回のサービスに対応できないケースについては、オプションとして同社が登録代行サービス(請求書スキャン、電子帳簿保存法3項目データ入力、アップロード、登録、原本返却、報告)で対応する。

サービスイメージ
サービスイメージ

 料金は、請求書受取サービスの初期費用が税別10万円、月額費が同最低2万5000円から。電子取引管理サービスの初期費用が同30万円、月額費が同最低8万円から。登録代行サービスの基本料が月額3万円(一定数以上は従量課金)となっている。

 同社は従業員300人以上の中~大規模企業での利用を見込み、「DigitalWork Accelerator」サービス全体で2027年までに累計導入社数300社、売上高50億円を計画する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]