エリアマーケティング向けに地理情報システム(GIS)を提供するマップマーケティングは4月12日、Snowflakeのデータマーケットプレイス「Snowflakeマーケットプレイス」でデータシェアリングを開始した。
同マーケットプレイスでは、多くのデータプロバイダーがデータを提供しており、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールやアナリティクスツールとの連携が容易となっている。
マップマーケティングでは、同社のエリアマーケティングGIS「TerraMapシリーズ」で高精度なポリゴンや独自推計データを提供している。これに対して多くの顧客から、これらのデータを自社のファーストパーティーデータやその他のオープンデータと組み合わせてBIツールや分析ツールで可視化したいという声が寄せられていた。
同社がマーケットプレイスで提供するデータは「2020国勢調査データ(町丁目)」「2020国勢調査データ(郵便番号エリアデータ)「年収別世帯数推計データ(年収デー)(町丁目)」「年収別世帯数推計データ(年収データ)(郵便番号エリアデータ)」。
国勢調査データは、増加傾向にある年齢不詳人口の補完処理を行った、より精度の高い5歳ピッチの人口データが含まれており、より実態に近い年齢データを用いたマーケティングが可能となる。また年収データは、国勢調査の調査項目には含まれない、世帯の収入に関するデータとなり、その地域の購買力を中心とした分析が可能となる。