海外コメンタリー

初心者でも使いやすい、Linuxの傑作「OpenMandriva」

Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2023-04-18 06:30

 筆者は長年の間、さまざまな「Linux」ディストリビューションをレビューし続けてきたため、その多くが同じように見えるようになってきた。実のところ、ディストリビューションの違いは、ほかと比較してデスクトップ環境としてどのように優れているかに集約されることが多い。

 使われているのは「GNOME」なのか、「Xfce」なのか、あるいは「KDE Plasma」「Cinnamon」「MATE」「Enlightenment」「Pantheon」のいずれかか。さらに、同じデスクトップインターフェースのほかのディストリビューションとはどこが違うのかが重要になる。そしてもう1つのポイントは、新規ユーザーに選ばれるために何をしているかだ。

 新規ユーザーへの配慮は、幅広いユーザーの獲得を目指しているLinuxディストリビューションにとって、非常に重要な問題になっている。新規ユーザーがデスクトップの種類を気にすることはないし、どのパッケージマネージャーが使われているかも気にしない。ただ単純に、使いやすくて信頼性が高く、仕事や娯楽の役に立つデスクトップが欲しいだけなのだ。

 そのため筆者は、デスクトップLinuxのレビューをするときには(少なくとも、新規ユーザーの選択肢になりそうなディストリビューションについては)、絶対にコマンドラインを使わないことにしている。これは、自分がレビューしているディストリビューションが、Linux OSを全く、またはほとんど知らない人でも十分に使えるものかどうかを確認するためだ。

 そういうこともあって、筆者が「OpenMandriva」の最新のローリングリリース版である「ROME」をダウンロードした際には、多少警戒する気持ちがあった。これは、ROMEがローリングリリース版だったからではない(この問題については後述する)。OpenMandrivaの歴史は「Mandriva」と結びついており、従って、筆者が90年代末から2000年代の始め頃に好印象を持っていた「Mandrake」とつながりがあったからだ。

 Mandrake Linuxは素晴らしいディストリビューションだったのだが、始めの頃は頻繁に問題に遭遇していた。そのせいで、筆者の中では、初期のLinuxの素晴らしくも大変だった時代の記憶と、Mandrivaが結びついてしまっている。それは筆者の責任であり、今はもうなくなってしまったMandrakeやMandrivaのせいでもなければ、OpenMandrivaのせいでもない。

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