Amazon Web Services(AWS)は米国時間4月13日、企業や開発者がソフトウェアを人工知能(AI)で強化できるようにするための新たなクラウドサービス「Amazon Bedrock」を発表した。生成系AIを利用するアプリを容易に構築する手段を提供するものだという。
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「Bedrockの利用者は、今日提供されている最先端の基盤モデルの一部から選択することができる」と、AWSは発表の中で述べた。これにはAI21 Labsの「Jurassic-2」ファミリー、Anthropicの「Claude」、Stability AIの「Stable Diffusion」、Amazonの「Titan」が含まれる。
AWSによると、Bedrockはモデルのカスタマイズが容易で、「利用者が『Amazon S3』で少数のラベル付きサンプルを指定するだけで、Bedrockはモデルを特定のタスク向けに調整でき、大量データのアノテーションは必要ない」という。
これでAmazonも生成系AI分野に参入することになる。3月にはOpenAIが、高い人気を集める同社のチャットボット「ChatGPT」を支える技術のアップデート版である「GPT-4」をリリースした。Microsoftも検索エンジン「Bing」でGPT技術の利用を開始し、Googleは独自のAIチャットボット「Bard」を発表した。「DuckDuckGo」や「Snapchat」など、他の企業やサービスもAIの機能やツールを発表している。Amazonはこれまでのところ、消費者向けツールに関する計画は明らかにしていない。
AWSは、AIでコーディングを支援する「Amazon CodeWhisperer」の一般提供も発表した。CodeWhispererはAWSサービス用のコードを生成するための最も高速で正確で安全な方法であり、誰でも無料で利用できるという。
「生成AIは開発者の状況を一変させることになると認識しており、これをできるだけ多くの人々にとって有益なものにしたいと考えている。(中略)誰もが電子メールアカウントだけでCodeWhispererに登録でき、数分で生産性を上げられる。AWSアカウントさえも不要だ」(AWS)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。