Volkswagenの金融子会社である Financial Servicesは、自社データセンター内でクラウド型データベースプラットフォームを利用可能な「Oracle Exadata Cloud@Customer」を導入した。日本オラクルが5月2日に発表した。
同社は欧州事業を支えるミッションクリティカルシステムのデータベースの大部分をオンプレミス環境からクラウド基盤に移行するとともに、データ管理を完全に統制し、データを顧客の近くに置くことができるようになったとしている。また、ビジネスの急速な成長と多様化に柔軟に対応し、拡張可能になった。
具体的には、重要なアプリケーションの遅延を最大60%低減すると同時に、データ分析処理を50%以上高速化するなど、中核サービスの性能と可用性を大幅に向上させた。Exadata Cloud@Customerでデータ管理を自動化することで、同社の運用効率が向上した。