京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は5月9日、小・中学校向けクラウド型図書館システム「ELCIELO for School」の提供を開始すると発表した。
学校図書館では、紙の本に加えて電子書籍の導入検討が進みつつあるが、紙の本と電子書籍をそれぞれ別のシステムで管理している場合が多く、管理が煩雑であるという課題がある。児童生徒もそれぞれのシステムで検索する必要があるため、読みたい書籍をすぐに探せず読書意欲の向上につながらないという現状があるそうだ。
ELCIELO for Schoolは、紙の本だけでなく電子書籍やオーディオブックなども一元管理する。児童生徒はGIGAスクール端末などから同システムへログインすることで、場所を問わず手軽に紙の本や電子書籍などの電子コンテンツを検索・利用できるとしている。
また、KCCSの公共図書館システム「ELCIELO」を導入している自治体は、同システムにELCIELO for Schoolを連携させることで、児童生徒は学校図書館の書籍だけでなく、公共図書館の蔵書や電子書籍も検索・利用できる。