シンガポールで、生成人工知能(AI)アプリケーションの開発とテストに利用できるサンドボックスが、政府機関と企業のそれぞれに提供されることになった。

提供:Alexander Koerner/Getty Images
どちらのサンドボックスも、Googleの機械学習(ML)プラットフォーム「Vertex AI」、ローコード開発ツール、GPU(グラフィックプロセッシングユニット)など、「Google Cloud」の生成AIツールセット上で稼動する。提供される訓練済み生成AIモデルには、Googleが開発した大規模言語モデル「PaLM」、Googleのパートナーが開発したAIモデル、さらにはオープンソースのモデルが含まれる。
今回の取り組みは、「Artificial Intelligence Government Cloud Cluster」の立ち上げを目指してシンガポール政府とGoogle Cloudが2023年5月に締結したパートナーシップ契約に基づくものだ。このクラウドプラットフォームは、公共部門でAIの導入を促進することを目的としており、Google Cloud上の専用環境内で稼動する。
2つのサンドボックスのうち、1つは政府機関のみが利用し、もう1つは地元の企業が利用できる。どちらのマネージドクラウド環境も3カ月間無料で利用でき、合わせて最大100件のユースケースまたは組織に対応する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。