ステップ3:表を操作する
ChatGPTにもっと詳細な指示を与えることで、表の操作やカスタマイズが可能だ。ここでも無料版を使用して、人口のフィールドを追加する。もちろん、そのデータは古いものだが、とにかくデータは提示される。
人口の多い世界の都市トップ5の表を作成してほしい。国名と人口のフィールドを含めること。

提供:Screenshot by David Gewirtz/ZDNET
フィールドの順序や単位など、表に関する特定の詳細を指定することもできる。ここでは、国名を先に持ってきて、人口の数字を縮めて表記させる。
人口の多い世界の都市トップ5の表を作成してほしい。国名と人口のフィールドを含めること。フィールドは、順位、国、都市、人口の順に表示する。人口の表記は100万人単位とする(小数点以下1桁まで表示)。たとえば、3783万3000は37.8Mと表記する。
ChatGPTに数字の表記方法の例を伝えたことに注目してほしい。

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無料版でできるのはここまでだ。次のステップからは、月額20ドルのChatGPT Plusバージョンを使用する。
ステップ4:棒グラフを作成する
ChatGPT PlusでAdvanced Data Analysisを有効にすると作成可能になるグラフには、折れ線グラフ、棒グラフ、ヒストグラム、円グラフ、散布図、ヒートマップ、箱ひげ図、面グラフ、バブルチャート、ガントチャート、パレート図、ネットワークダイアグラム、サンキーダイアグラム、コロプレスマップ、レーダーチャート、ワードクラウド、ツリーマップ、3Dチャートがある。
この例では、簡単な棒グラフを作成する。
人口の多い世界の都市トップ5の棒グラフを作成してほしい。
長い答えが返ってきたものだ。

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観察眼の鋭い人は気づいたかもしれないが、作ほど見せた表と今回の結果で、人口が一致していない。また、表にあったのは緑色のアイコンで、こちらは紫色のアイコンであることに注意してほしい。GPT-3.5(ChatGPTの無料版)からGPT-4(ChatGPT Plusに含まれている)に切り替えたからだ。LLMを変えると、データが若干異なるというのは興味深い。このようなことがあるため、AIを使用するときは注意を払い、作業をダブルチェックする必要がある。今回はグラフ作成を実演しているだけだが、これは自信を持って提示したデータに間違いや矛盾があり得るということの明確な例だ。