AGCは、クラウドに録画データを保存できる防犯カメラサービスを横浜テクニカルセンターに導入した。サービスを提供するセーフィーが発表した。
導入したのは屋外向けクラウド録画カメラ「Safie GO」とウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2」になる。設備確認の作業効率や倉庫内作業の安全性を高める狙いがある。
![Safie Pocket2による遠隔地にある計器の確認(出典:セーフィー)](/storage/2023/10/10/417e7573621b27fe743fbc66250b541a/231005_agc_002.jpg)
Safie Pocket2による遠隔地にある計器の確認(出典:セーフィー)
横浜テクニカルセンターでは、主に製造現場の作業員が設備の稼働状況を確認したり、計器の数字を読み取ったりするのに活用している。設備の稼働状況確認では、正常に稼働しないタイミングが発生した際に撮りためた映像データを振り返るだけでなく、映像データを解析することで品質不良の原因を特定しているという。
Safie Pocket2はネット環境がなくても設置でき、遠隔地の計器であってもカメラ映像や人工知能(AI)の画像解析を通じてリアルタイムに数値を把握可能。これまで1時間ごとに現場で数値を記録していたが、そうした作業にかかっていた時間などを削減した。
さらに、倉庫内のフォークリフトや貨物のトレーラーを扱う上で、作業者の接触防止をはじめとした安全な作業実施の有無についても、クラウド上に保存された映像を振り返り、注意喚起することで事故が起こる前のヒヤリハット削減に貢献している。