次にGPT Builderは、作成中のGPTのアイコンとして、開いた本の上に虫眼鏡を置いた絵を生成した。筆者が開いた本を印刷された書類に変更するように指示すると、その通りにアイコンが修正された。
GPT Builderは続いて、どのような文書を扱いたいかを尋ねてきた。その質問に対して、PDFか「Word」形式のニュース記事や技術論文を分析してほしいと答えると、その状態でGPTを保存するか、さらに会話を続けてGPTの詳しい設定を行うかを選べる状態になった。ここで筆者が「Save」をクリックすると、GPT Builderは、そのGPTを非公開にするか、他の人にリンクを渡せば利用できるようにするか、一般に公開するかを尋ねてきた。筆者は非公開にすることを選んで保存した。
ここまで終えると、ChatGPTのメイン画面に新しいGPTが表示されるようになった。筆者は試しに、「Excel」の使い方のコツについて書かれた本のPDFファイルをアップロードしてみた。すると、GPT Builderは2種類の要約文を生成し、どちらの結果が好みかを尋ねてきた。その返答に対して、親指を立てたアイコンや親指を下げたアイコンをクリックして評価することもできるし、別の返答を生成するよう指示することもできる。My GPTの画面に戻ってみると、作成したGPTを利用したり、そのGPTを編集、削除することができるようになっていた。
カスタムGPTは、今後、ChatGPT加入者の間で流行することになるだろうか。GPTの作成プロセスは簡単で、短時間で終わる上に、プログラミングに関する知識も必要ない。おそらく、自分自身で使うものだけでなく、AIを使って特定の作業を自動化したい企業や組織のために、さまざまなGPTを作ってみる人も出てくるのではないだろうか。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。