IDCのAmy Machado氏も、リアルタイムで配信する必要のある対象を注意深く検討することが重要だと主張している。Machado氏は同社ブログに「私は常に『ユースケース主導で進めよう』と述べている」と記した上で、「これによってリアルタイムアーキテクチャーに関する考え方の指針が生み出せるはずだ。そのアーキテクチャーは理想的には、データのサイロ化を避けるための、既存フレームワークの拡張になる」と続けている。
Machado氏は、リアルタイムのデータ配信において、問いかけるべき重要な質問として以下を挙げている。
- 実現したいと考えている業務上のメリットは何か
- そうした目標を達成する上で、どのような洞察が必要か
- そのような洞察を必要としているのは誰で、どのような観点で必要としているのか
- コンテキストを得る上で、あるいは運用に洞察を生かしていく上で、他のどのようなシステムとの統合が必要か
Jayaprakash氏は、リアルタイムデータへの投資を最適化する場合、「リアルタイムのレポートに本当に必要となるメトリクスを注意深く吟味することだ」とアドバイスしている。そして同氏は、「リアルタイムデータのストリームを運用/管理するために必要となるインフラが持つ複雑な性質により、障害の発生する潜在的箇所が作り出される結果、トラブルシューティングや保守のための専任スタッフが必要となる。ストリーミングの障害に起因するデータ継続性の問題を緩和する上で、フェイルセーフのメカニズムを導入する必要があり、これによって全体的なコストが押し上げられる」と述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。