- ファンのコネクターを覆うプラスチック製カバーを取り外す(筆者はこの小さなプラスチック製カバーを取り外してから数秒後に紛失してしまった)。
- ファンのコネクターを取り付ける(黄色のケーブルがボードの端に最も近くなるように取り付ける)。
- Raspberry Pi 5を起動してテストする。起動時にファンが回転して、その後、アイドル状態になれば完了だ。

ファンのコネクターを覆う小さなプラスチック製カバー。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET

ファンのコネクターを取り付ける。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET

ファンが回転した場合は、コネクターが正しく取り付けられている。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
負荷がかかった状態のRaspberry Pi 5をどの程度冷却できるのか
この質問に答えるために、筆者はパスワードクラッキングツールの「Hashcat」を使用して、以前にRaspberry Pi 5で行ったのと同じテストを実行し、システムのストレステストを実施した。

「Sysbench」では、プロセッサーの温度を70度に近づけることができず、60度以上に上昇させることさえできなかった。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
ファンを取り付けていない状態だと、Raspberry Pi 5のCPUコアは、Hashcatの実行による負荷で71度まで上昇していた。しかし、ファンを取り付けた状態では、温度が約50度に達するとすぐにファンが作動して、Piの発熱を制御した。

テストは成功した。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
このテストはかなり簡単だと感じた。それでは、Raspberry Pi 5をオーバークロックして動作を高速化させ、限界まで負荷をかけると、どうなるのだろうか。クーラーはその負荷をどのように処理するのだろうか。
Raspberry Pi 5をオーバークロックする
オーバーロックは簡単なプロセスだが、Piの動作速度を選択する必要がある。
Raspberry Pi 5の動作速度を初期設定以上に押し上げても大丈夫なのか。そして、このプロセスを実行しても、保証は無効にならないのか。そのような疑問を感じている人もいるかもしれない。
それらの質問に回答すると、オーバーロックは安全であり、保証が無効になることもない。
筆者は、広範なテストを実施して、Raspberry Pi 5のサンプル機を(標準速度の2.4GHzから)3GHzまでオーバークロックしても大丈夫であることを確認済みだ。