GMOコマース、店舗スタッフの「LINE」接客を支援する新サービス--安全性の担保図る

大場みのり (編集部)

2024-01-09 16:50

 GMOコマースは、店舗スタッフによる「LINE」を活用した接客を支援するサービス「GMOスタッフコネクト」の提供を開始した。GMOインターネットグループが1月9日に発表した。同サービスは、スタッフの業務用LINEアカウントを個別に作成し、顧客とのやりとりを可能にする。

 店舗の公式LINEでは対応できない細やかなオンライン接客を実施するには、スタッフの個人アカウントを利用する必要があった。しかし、スタッフの個人アカウントでは、退職時の顧客情報漏えいや労働時間外の接客といった労務面での懸念、ブランドの世界観を統一できないなどの課題がある。そこでGMOコマースは、スタッフと顧客のLINEでのコミュニケーションを円滑化しながら安全性を強化するため、同サービスの提供に至った。

 GMOスタッフコネクトは、スタッフが個人単位で運用するLINEアカウントを一括管理する。ログインユーザーを管理し、スタッフの退職時やスマートフォンの紛失時などにログイン権限を取り消すことで、顧客情報の持ち出しや漏えいを防止する。

 労働時間外の接客を制限する機能も搭載し、ワークライフバランスの担保を図る。具体的には、トーク画面に応答時間外であることを掲載するほか、スタッフが連絡可能な日程を自動返信する。緊急の連絡には対応時間外でも手動で対応できるよう、モードの切り替えが可能。

 加えて、LINEでのやりとりを記録した月次レポートを導入企業に提出し、売り上げへの貢献を明確にする。これにより企業は、接客の成果を具体的に把握し、スタッフを適切に評価することが期待される。

 現在、アースホールディングスが運営する美容室「HAIR & MAKE EARTH」での導入が決まっており、居酒屋やフィットネスクラブ、自動車ディーラーなど、さまざまな業界における大手チェーン店で導入が検討されているという。

 初期費用は無料、月額利用料はスタッフ1人当たり税別300円から。今後は、LINEの文面作成をAIで支援する「AIによるメッセージ作成アシスト機能」の提供も予定している。

 スタッフ単体の接客用LINEでは、トーク画面下部のメニュー「リッチメニュー」を固定表示し、専用ツールを用いてサービス側で企業指定のメニュー内容を表示する。企業が告知したいメッセージの一斉配信も代行し、各スタッフのアカウントから店舗のキャンペーンや営業時間の案内などを配信する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]