GitLabは米国時間1月17日、「GitLab Duo Pro」を発表した。GitLab Duo Proは、「GitLab Duo Code Suggestions」や組織管理機能を統合した新しいパッケージで、ソフトウェア開発ライフサイクルでAIを必要とする部分で活用を可能にする。
GitLab Duo Code Suggestionsは、AIを活用することでコードの補完や生成を可能する機能で、2023年12月に一般提供されて「GitLab 16.7」に搭載された。DevSecOpsワークフローを強化するAI機能「GitLab Duo」スイートの基礎となり、コード補完・生成機能の使いやすさと効果について好意的な意見が寄せられていると同社は述べる。
GitLab Duo Proは、「Ultimate」と「Premium」プランでアドオンとして利用可能。GitLab Duo Code Suggestionsを使うことで、1行や複数行のコメントだけでなく、複数のコメントブロックからもコードを生成できる。また、数文字入力するだけでコード行を自動補完するため、繰り返しが多く日常的なコーディング作業を安全に処理することでサイクルタイムを向上できるという。
組織管理が提供されているため、許可されたユーザーだけがAIを使えるよう、ユーザーごとの割り当てといったAIの管理ができる。プライバシーも重視されており、GitLabに保存されている非公開の顧客コードは、AIモデルの訓練や微調整には使われない。SaaS、セルフマネージド、専用デプロイメントで利用できる。
GitLab Duo Proは現在、UltimateとPremiumプラン向けに特別導入価格のユーザー当たり月額9ドルで提供されている。2月1日以降はユーザー当たり月額19ドルとなる。