防衛省は、デジタル社会への対応として、各自衛隊と機関が運用している政府情報システムを一元的に監理し、データ活用を推進するためにデータ基盤の構築を進めている。
今回、データ基盤としてprimeNumberが提供するデータ統合自動化サービス「trocco」とSnowflakeが提供するデータクラウド「Snowflake」が採用された。具体的には、troccoを用いて各種データの転送・加工を行い、Snowflakeでデータの蓄積を行っている。
troccoとSnowflakeの採用理由としては、troccoが月10万円から使用可能で、Snowflakeが従量課金方式を採っており、データ活用をスモールスタートできる点、troccoのユーザーインターフェース(UI)が使いやすく、新たなデータ転送にもすぐ対応できる拡張性が高い点、またSnowflakeにデータを格納後、troccoのデータマート機能およびワークフロー機能を用いて、データの加工を手間なくシームレスに行える点が挙げられる。
こうしたデータ基盤の設計・構築・運用では、クリーク・アンド・リバー(C&R)が防衛省を支援している。同社は特にマーケティング領域のデータ活用と基盤構築に関する知見・経験を保有しているという。
primeNumber、C&R、Snowflakeは今後も3社で協力し、同省のようにデータ活用をスモールスタートし、施策の展開に応じてデータ基盤を素早く拡張していく企業や行政に向けてデータ活用を支援していくとしている。