南紀白浜エアポートとスマートショッピングは、南紀白浜空港(和歌山県白浜町)にIoT在庫管理・DXソリューション「SmartMat Cloud」を提供したことを発表した。
SmartMat Cloudは、現場のあらゆるモノの実在庫をIoTで可視化し、在庫管理を容易に自動化して作業工程の改善を進めるというSaaSになる。「IoT重量計スマートマット」で自動的に在庫の重さをリアルタイムに測定し、クラウド上で実在庫データを記録・管理する。従来じゃ多大な人手を掛けていた棚卸しや、人手では不可能だったリアルタイムなの実在庫の把握など高度な員数管理、さらに発注まで完全自動化することで省人化・高度化を実現するとしている。
SmartMat Cloudの基本機能 https://www.smartmat.io/
SmartMat Cloud導入後の在庫棚
ガソリンのような液体物もスマートマットに載せて管理
空港における在庫管理は、必要最低在庫数が規程によって定められている部材もあり、さらに数を数えるだけでなく品質上に問題がないかも併せてチェックする必要があるとのこと。そのため職員は、プレッシャーとストレスを日々感じながら業務に当たっているという。
今回の導入により空港では、遠隔から在庫管理ができるようになった。管理にかかる時間も短縮された。また、職員に心的負担をかけることなく、残数を把握し必要最低在庫数を維持できるようになった。さらに、リアルタイムに実在庫数を把握できるため、航空灯火ランプのような使用期間に個体差があり、一定期間でどれぐらい消費するかという傾向が分かりづらい物品も正確に管理できるとしている。