NEC、「NEC ものづくりDX映像AI分析ソリューション」を販売開始

NO BUDGET

2024-03-07 07:57

 NECは3月5日、製造現場の映像から作業内容の自動認識を容易に実現する「NEC ものづくりDX映像AI分析ソリューション」の販売を開始した。提供開始時期は5月を予定し、2年間で100ライセンスの導入を目指す。価格はオープン価格としている。

 同ソリューションには同社独自の映像認識AIが活用されている。あらかじめAIに人の姿や製品・工具などを学習させているため追加学習が不要という。ノーコードでさまざまな作業の検知モデルの作成である。

 なお同ソリューションは、Milestone Systemsのビデオ管理ソフトウェア「Milestone XProtect」とセットで提供する。これにより、これから映像収集を始める企業でもカメラを準備すればすぐに利用を始められる。同ソフトウェアは世界150カ国以上で50万件以上の導入実績があり、世界トップクラスのシェアを有する。

検知イメージ
検知イメージ

 人・姿勢・装着品・物体など複数の映像認識AIを統合したNEC独自のAI技術を活用しているため、複数の条件設定を組み合わせることで作業時間計測、作業種別・作業滞留・ジェスチャーなどさまざまな検知が可能だ。AIに搭載している学習モデルにはない物体や動作については、数枚の画像を登録することで認識が可能となる。

検知モデルの作成手順
検知モデルの作成手順
検知モデル作成の画面イメージ
検知モデル作成の画面イメージ

 検知モデルの作成や実行管理・可視化については、シンプルなグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)により、読み込んだサンプル映像を基に「何が」「どこで」「どうなったら」「何をする」といった作業の検知モデルをノーコードで作成できる。また、映像の録画、検知の実行管理、検知結果の可視化まで作業分析に必要な一連の作業に対応したGUIも実装し、操作性を高めている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]