「ChatGPT」が生成型の人工知能(AI)を普及させて以来、数多くの新たなAIモデルやソフトウェア、ハードウェアが登場し、企業にとってはどれが自社のニーズに合致し、導入する価値があるのかを見極めるのが困難になってきている。Amazon Web Services(AWS)はこの問題に取り組むために米国時間3月6日、生成AI分野の認定パートナープログラムを立ち上げた。
提供:Sabrina Ortiz/ZDNET
この「AWS Generative AI Competency」プログラムは、パートナー企業の持つ生成型AIの専門知識や、使用するソフトウェア/ハードウェアがAWSの標準を満足していることを認定するものだ。
AWS Generative AI Competencyは、AWSの顧客が最適なAIソリューションを見極め、採用することで、業務上の優れた生成型AI戦略を構築し、成長を加速させていくための力となることを目的としている。
AWSのデータベースおよびアナリティクス、機械学習(ML)担当バイスプレジデントであるSwami Sivasubramanian氏は発表の中で、「当社は、AWS上の生成型AIを用いて実証された顧客の成功体験を有しているパートナー企業を、AWS Generative AI Competencyを通じて認証し、光を当てることで、当社の顧客が容易に、固有のニーズを満たす適切なパートナー企業を見つけ、洗い出せるようになることをうれしく思う」と述べた。
同社のプレスリリースによると、AWS Generative AI Competencyにはローンチ時点で、セキュリティ分野やアプリケーション分野を含む、さまざまなAI分野をまたがってツールやサービス、インフラを提供する、40社を超えるパートナー企業が名を連ねているという。そして「AWS Services Partners」は、企業が生成型AIを導入する際の専門的支援を提供する一方で、「AWS Software Partners」は基盤モデルを用いて企業における業務固有の運用を自動化する。
AWS Services Partnersには、AccentureとAllCloud、Booz Allen Hamilton、Capgemini、Caylent、Compass UOL、Crayon、Deloitte、Devoteam A Cloud、DoiT International、Firemind、goML、HCLTech、Hugging Face、Innovative Solutions、Loka、Lumiq、Mission Cloud、ML6、Neurons Lab、野村総合研究所(NRI)、Provectus、Quantiphi, Inc.、Rackspace Technology、Reply、ScaleCapacity, Inc.、Shellkode、SIA Partners、Slalom、SoftServe Inc.、Tata Consultancty Services、TensorIoTが名を連ねている。
またAWS Software Partnersには、AI21 LabsとAISERA、Anthropic、Bosch Global Software Technologies Private Limited、Cohere、Datastax、Elastic、Firemind、MongoDB、NLX、NVIDIA、Quantiphi, Inc.、SingleStore、Stability AI、Weights&Biasesが名を連ねている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。