富士通、NEC、日立製作所などの大手IT企業が、「オファリングビジネス」という新たな呼び方で情報システムの提供に取り組んでいる。オファリングでは、製品やサービスだけでなく、顧客体験や付加価値サービスを組み合わせて総合的なメリットを市場に提供することを意図している点が特徴だ。
技術面として、オファリングでは標準化したアプリケーションを再利用し、複数の顧客向けに提供するのが基本的な考え方であるため、成功すれば、1社のみに提供する受託開発型よりも高い収益性を期待できる。
富士通は「Uvance」、NECは「DXオファリング」というブランド名でビジネス展開している。一見、製品・サービス・機能といった言い換えができそうだが、オファリングには独自の狙いがあることに留意しておきたい。オファリングに関する記事を集めた。