北國フィナンシャル、Visaとカード決済システムをクラウドで新規構築

ZDNET Japan Staff

2024-03-15 16:55

 北國フィナンシャルホールディングス(北國FHD、金沢市)は3月15日、2023年1月に開始した「次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクト」のカード事業領域において、カード決済・管理などのアクワイアリングシステムと、カード発行などのイシュイングシステムを新規構築すると発表した。アクワイアリングシステムにはクラウドを全面採用する。

「次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクト」とシステム概要
「次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクト」とシステム概要

 北國FHDは、カード事業領域においてインフキュリオンと協業し、口座保有者向けのデビットカードの発行・運用と、外部事業者にも提供可能なカード加盟店の管理・業務のためのシステム構築を決定したと説明する。アクワイアリングシステムは2024年10月、イシュイングシステムは2025年3月のリリースを予定している。

 アクワイアリングシステムの構築では、インフキュリオンおよびビザ・ワールドワイド・ジャパンと連携する。ここではVisaが展開している、クライアントからクラウドに接続するための「Visa Cloud Connect」と、クラウドで決済処理を実行するための「Visa Platform Connect」を利用。国際カードブランドとの接続でVisa Cloud Connectを採用するのは国内企業初という。

 このシステムの導入で期待される効果は、(1)決済手続処理時のネットワークコスト削減による安価なサービスの提供、(2)暗号化トークンや不正決済検知、NFCタッチ決済などの先進技術の提供、(3)国際基準に即した高水準の処理性能とセキュリティ、柔軟なシステム機能改善の提供――とする。

 北國FHDは、同システムを利用した新規加盟店サービスで、地域事業者がキャッシュレス決済に対応できるようになるほか、ほかの事業者がアクワイアリング事業を新たに開始する際の支援も行えると説明している。

新規構築するアクワイアリングシステムの構成イメージ
新規構築するアクワイアリングシステムの構成イメージ

 もう一方のイシュイングシステムでは、北國FHDグループの北國銀行に口座を保有する顧客向けに、銀行アプリを使ったバーチャルデビットカードの発行・管理・決済ができるようになる。顧客は対面・書面での手続きを行うことなくデジタルで完結したバーチャルデビットカードを利用でき、利便性が向上するという。

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