「Copilot Pro」を「PowerPoint」で利用--プレゼンテーションを改善するには

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2024-03-23 08:00

 月額20ドルで利用可能なMicrosoftの「Copilot Pro」は、「Microsoft 365」と統合されており、「PowerPoint」など、同スイートのさまざまなアプリにAI機能を提供する。CopilotのAIスキルをPowerPointで利用して、新しいプレゼンテーションの作成、プレゼンテーションの整理、プレゼンテーションの要約を実行することが可能だ。さらに、プレゼンテーションの内容について質問することもできる。本記事では、それらのタスクを実行する方法を解説する。

提供:Maria Diaz/ZDNET
提供:Maria Diaz/ZDNET

 まず、「Microsoft 365 Personal」または「Microsoft 365 Family」のサブスクリプションが必要だ。年額70ドルのPersonalエディションは、1人のユーザーを想定しており、最大5台のデバイスを使用できる。年額100ドルのFamilyエディションでは、最大6人のユーザーが1人当たり最大5台のデバイスを使用することが可能だ。Microsoft 365の主要なアプリには、「Word」や「Excel」、PowerPoint、「Outlook」「OneNote」が含まれる。

 第二に、Copilot Proのサブスクリプションをまだ持っていない人は、サブスクリプションが必要になる。サインアップするには、Copilot Proのウェブサイトにアクセスして、「Get Copilot Pro」(Copilot Proを購入する)ボタンをクリックし、サブスクリプションと支払い方法を確認する。Proバージョンは、ウェブサイトやモバイルアプリ、「Windows」で次に「Copilot」を使用するときに有効になる。

Copilot ProのAIをPowerPointで利用する方法

1. 新しいプレゼンテーションを作成する

 Copilotは初期状態で、新しいプレゼンテーションのデザインを支援することが可能だ。PowerPointを開いて、「空白のプレゼンテーション」のテンプレートを選択し、リボンの「Copilot」ボタンをクリックする。「Create a presentation」(プレゼンテーションを作成)の提案を選択して、スライドショーのトピックを説明するリクエストを入力する。

 リクエストを送信すると、Copilotがタイトルスライドとそれに続くいくつかのスライドを生成してくれるので、それらのスライドを確認してほしい。

提供:Lance Whitney/ZDNET
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2. スライドを追加する

 生成されたスライドを確認した後、さらにスライドを追加してほしいとCopilotに頼むこともできる。プレゼンテーションのトピックの特定の分野に焦点を当ててもいいだろう。プロンプトで、希望する追加スライドのリクエストを入力すると、Copilotがスライドを作成してくれる。

提供:Lance Whitney/ZDNET
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3. プレゼンテーションを整理する

 次は、Copilotにプレゼンテーションの整理を依頼する。

 リクエストを入力すると、Copilotはスライドを特定のセクションに分類し、それぞれのセクションに紹介スライドを追加してくれる。

提供:Lance Whitney/ZDNET
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4. プレゼンテーションを要約する

 Copilotはプレゼンテーションの要約を作成して、要点を強調することができる。プロンプトで、Copilotにプレゼンテーションを要約してほしいと伝えよう。Copilotは主要なアイデアの概要を表示してくれる。

提供:Lance Whitney/ZDNET
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5. プレゼンテーションについて質問する

 最後に、プレゼンテーションの内容について具体的な質問をすることも可能だ。Copilotは、質問できるいくつかの質問を提案する。それらの質問の1つを選択するか、あるいは、独自の質問を送信すると、Copilotが回答を提示する。

提供:Lance Whitney/ZDNET
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この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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