サッポロホールディングス(サッポロHD)は4月5日、同社グループのDX方針の下、4月から約8カ月間かけて「DX・IT高度人財」を育成すると発表した。DXによる大胆な業務改革や新たな事業モデルの創出を目指す。
2022年に始動した「DX・IT人財育成プログラム」では、2年間で900人の「DX・IT基幹人財」を育成した。今回は、さらに質の高い成果創出を目指すため、DX・IT基幹人財のうちアセスメントスコアなどにより選抜されたグループ会社社員に対して、実践力や実装力を持つ高度スキル人財へとステップアップするための研修を行う。
研修は「高度プロジェクトマネジメント人財育成」「高度データサイエンティスト人財育成」「クラウド・ネットワーク活用人財育成」の3つのコースに分けて行われ、それぞれアドライト、データミックス、トレノケートの協力を得て実施する。
また、実践力、実装力の強化を図るため、高度プロジェクトマネジメント人財育成コースと高度データサイエンティスト人財育成コースが協働して1つのトランスフォーメーション企画を生み出すプログラムの実施や、外部コンペティションへの参加も計画しており、研修後には各人財が相互協働し、グループシナジーを創出する新たな領域の事業やサービスを生み出していくことを目指す。
サッポログループでは「中期経営計画(2023~26)」における事業戦略・財務戦略・サステナビリティーを支える経営基盤としてDXを重点活動の1つに位置付けている。DX成果創出への取り組みを引き続き推進し、企業価値の最大化と中期経営計画の達成を目指す。
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