熊本県山江村の小中学校全3校が、4月から学習プラットフォーム「Monoxer」を活用開始した。同プラットフォームを提供するモノグサが発表した。
Monoxerは記憶定着のための学習プラットフォームで、一人一人に最適化した「記憶定着」の手段を提供することで、どんな目標を持っている人でも自身のペースで効率的に記憶できるようになるという。
同プラットフォームでは、学習者がアプリを使い学習する中で習熟度や忘却度に応じて問題の出題頻度、難易度を調整できる。また、これまで把握できなかった学習者の記憶度や学習状況を可視化する。さらに試験日などの特定の期日を指定しておくと、学習者の分析結果を基に毎日の学習内容を提案する。
導入した2校の小学校では、基礎学力の定着をテーマに漢字と算数を中心にMonoxerを活用し、状況に応じて理科や社会への拡大も検討する。中学校では、5教科全てでの活用を計画しており、特に家庭学習の質と量を向上させることを目指すとしている。
活用イメージ
山江村の小中学校では、2023年度にMonoxerの活用に関する実証実験を実施しており、それぞれの児童・生徒の学習スピードに合わせた個別最適化が可能になったという。また、教室での学びを同プラットフォームで復習することにより、児童・生徒は学んだ内容を「使える知識」としてより深く定着できるようになった。この結果を受けて同村では、2024年度からの本格的な活用を決定したとしている。
今後モノグサは、各教員が自由にMonoxerを活用できる環境の構築をサポートしていく。