音を体で感じる--富士通とTMIP、丸の内エリアで「Ontenna」活用の取り組み開始

NO BUDGET

2024-06-03 16:03

 富士通とTMIPは、東京・丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)で開催されるスポーツ/文化団体イベントにおいて、富士通の「Ontenna」を活用し、ろう・難聴者と聴者がともに楽しめる取り組みを開始したと発表した。

 Ontennaは、髪の毛や耳たぶなどに装着し、音を振動と光に変換することで、音の特徴を体で感じられる新しいユーザーインターフェース。ろう・難聴者と共同で開発され、国内の8割以上のろう学校に導入されている。この取り組みでは、Ontennaを活用することで、映画、スポーツ観戦、音楽ライブ、狂言など、さまざまなイベントにおいて、ろう・難聴者だけでなく、聴者にも臨場感や一体感を提供する。

 TMIPは、丸の内エリアのイノベーションエコシステム形成に向けて、大企業とスタートアップ・官・学が連携して社会課題を解決することで、イノベーションの創出を支援するオープンイノベーションプラットフォーム「Tokyo Marunouchi Innovation Platform」(TMIP)を展開する一般社団法人。

 TMIPの機能を有する三菱地所は、「三菱地所グループのサステナビリティビジョン2050」に基づき、多様な人々が幸せに働き、暮らせるまちづくりを推進している。Ontennaを活用した取り組みは、企業内での社会起業家的活動の実践例として、第1回「TMIP Innovation Award」で優秀賞を受賞するなど、高く評価されているという。

Ontennaの装着イメージ
Ontennaの装着イメージ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]