NECは6月4日、人工知能(AI)を活用して倉庫・工場など現場作業の業務プロセスを分析・改善する「NEC デジタルツインソリューション 現場作業の業務変革サービス」を発表した。24日に販売を開始し、今後5年間で30億円の売り上げを目指す。
同サービスは、AIによる現場作業の可視化とレポーティングを行う「NEC デジタルツインソリューション 現場可視化・分析サービス」と、Celonisのプロセスマイニング基盤「Celonis」を連携させたものになる。AIを活用した現場作業プロセスの定量的な分析により、業務ボトルネックの特定や必要な人的リソースの可視化を容易にし、業務改善を支援する。
業務プロセスの課題分析画面
NEC デジタルツインソリューション 現場可視化・分析サービスは、同社独自の「行動解析技術」と「人物照合技術」を用いて現場作業を可視化し、分析レポートを提供する。新サービスでは、さらに取得した現場データをCelonisで分析し、業務プロセスにおける課題を明確にする。
2024年度中には、分析結果に基づいて人員・機械・ロボットなどの最適配置とその効果をシミュレーションするサービスも提供予定となっている。新サービスの利用価格は税別1450万円から。