日本IBMは、金融機関のマーケティング業務高度化を支援するため、「顧客セグメンテーション精緻化」と「広告施策最適化」を実現する「DSPマーケティング拡張機能」サービスを開始したと発表した。
同サービスは、日本IBMの金融業務共通プラットフォーム「金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォーム(DSP)」と、トレジャーデータの顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」との連携により実現した。
金融機関は同サービスを活用することで、DSPのデータと行動データを組み合わせた顧客分析に基づくセグメンテーションが可能になる。
トレジャーデータによると、Treasure Data CDPを活用した顧客関係管理(CRM)システムでは獲得率280%向上、広告宣伝で費用対効果30%以上改善といった実績があり、今回の協業でも同様の効果を期待している。また、2021年の銀行法改正により銀行が参入可能となった非金融領域での広告事業への活用も視野に入れている。