ブラックラインは、関係会社間取引管理ソリューション「Intercompany(IC)」の日本市場進出を発表した。これにより日本のユーザーは、グローバルな関係会社間取引に対応する一連のソリューションの日本語版を利用できるようになる。
関係会社間取引で発生する問題は、関係会社間取引のブラックボックス化を招き、移転価格、間接税(消費税などの取引税)、取引金額、法人ごとの財務情報といった領域における重要な不整合につながる。手作業によるプロセスは、こうした問題をさらに悪化させ、決算プロセス全体を遅らせ、税務上の配慮を損なう。さらに、きめ細かなデータインサイトの欠如は、キャッシュフローの複雑化や関係会社間債権評価損の増加につながる可能性があるという。
ブラックラインの関係会社間取引管理ソリューションは、AIを活用し、関係会社間取引の作成から決済までをシームレスに管理する。関係会社間取引管理ソリューションを導入することで、企業は正確で詳細な関係会社間取引データにより、関係会社間取引に関わる業務の合理化と自動化を実現できる。この高い正確性により、決算早期化、タックスポジションへの対応の強化、評価損の削減による利益率の向上、ネッティングや決済手続の最適化による運転資金管理と予測分析の強化など、業務効率の向上が実現すると同社は述べる。