パーソルキャリアは、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を採用した。同サービスを提供するNew Relicが発表した。パーソルキャリアでは、同サービスを主力事業を支える社内基幹システムの評価・分析、改善計画、提案などに活用しているという。
New Relicは、ソフトウェア開発の全工程をデータドリブンで支援するプラットフォーム。メトリクス、イベント、ログ、トレースなどのあらゆるテレメトリーデータを取得できる統合データプラットフォームと、強力なフルスタック分析ツールを提供し、エンジニアがデータに基づいて最適な判断を下せるようサポートする。
パーソルキャリアは、New Relicの観測データを利用して、基幹システムのクラウドリフトをスムーズかつ安全に実現したという。システム変更に伴う影響をNew Relicで観測し、オンプレミス版のデータと照合することで、問題点を特定・解決。エンジニアの負担と不安を最小限に抑えた。
さらに、New Relicを通じた情報共有により、開発チームと保守チームのコラボレーションが促進され、システム改善のペースが向上。ライブラリーの変更、リファクタリング、バージョンアップなどの改善が月2回という高頻度で実施されるようになった。
パーソルキャリアは、2020年10月からNew Relicの概念実証(PoC)を開始し、2021年2月に導入。エージェント事業のオンプレミス版基幹システムの観測から始め、その後「dodaプラス事業」の基幹システムやクラウド版にもオブザーバビリティを拡大している。