DNPコアライズとxID、藤沢市の通知業務の効率化に向け実証開始

NO BUDGET

2024-07-05 14:00

 DNPコアライズとxIDは、神奈川県藤沢市と連携し、行政関連の各種通知業務の効率化を目指した実証実験を実施すると発表した。

 3者は、マイナンバーカードを活用した行政DXの推進を目的とした実証実験の協定を2024年4月に締結。この協定に基づいて、7月から9月までの期間中、市民への通知プロセスの課題を洗い出し、業務フローの改善とデジタル通知の有効性を検証するという。

 同実証実験では、市民への通知プロセスに関するヒアリングを行い、現状の課題を分析。理想的な業務フローと比較検討し、デジタル化の対象となる通知物を決定、実際に配信することで、業務効率改善や郵送費削減などの効果を検証する。

検証プロセス
検証プロセス

 DNPコアライズはビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)や、業務改革(BPR)の分野で豊富な実績を持ち、xIDはマイナンバーカード活用や郵送業務DXの支援で実績がある。両社の強みを生かし、行政担当者の業務効率化と市民の利便性向上を支援する。

 藤沢市は現在、市民への通知を主に紙媒体で行っているが、利便性向上のためデジタル通知の導入を検討している。2024年10月の郵便料金値上げを控え、年間約2億9000万円の郵送費がかかっていると5月の調査で判明したという。今回の実証実験を通じて、デジタル通知の有効性を検証し、コスト削減を目指すとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]