東海コンクリート工業、新工場をスマートファクトリー化--NTT Comが全面支援

NO BUDGET

2024-07-05 14:10

 中部電力グループの東海コンクリート工業は、新設した電柱製造工場のスマートファクトリー化に向け、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が提供するIoTプラットフォーム「Things Cloud」を全製造工程に導入すると発表した。

 NTT Comは、課題抽出やコンサルティングからシステム構築、現場実装までを全面的に支援する。RFIDとThings Cloudを活用し、RFIDリーダーや機械を自動的に制御するPLCから取得したデータを蓄積・可視化。これにより生産情報のトレーサビリティー確保と、リアルタイムな生産工程の把握ができるという。

 従来、東海コンクリート工業では、作業員・検査員が紙ベースで情報を管理していたため、リアルタイムな進捗(しんちょく)把握や出荷後の製品問い合わせ対応に課題があったという。

 東海コンクリート工業ではスマートファクトリー化により、手作業で行っていた帳票や工程表の作成を省力化し、検査結果の迅速なフィードバックによる不適合品発生の防止など、生産管理業務の効率化と品質向上を目指す。

新工場イメージ
新工場イメージ

 東海コンクリート工業は、将来的にロボットやAIなどの先端技術を活用し、さらなるスマートファクトリー化を推進していくとしている。

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