QNAPとユニテックスは7月16日、QNAPのNetwork Attached Storage(NAS)とユニテックスのLTOデータストレージを組み合わせた大容量データのバックアップ/リカバリーソリューション製品を発売した。製造業の各種データバックアップや映像分野のコンテンツアーカイブ、医療の電子カルテやスキャン病理データの長期保存などに活用できるとしている。
このソリューション製品は、QNAPの「CTO Certified NAS LTOモデル」とユニテックスの「UNITEX USB-LTO Drive」をバンドルしたもの。両社のシステム間をUSB 3.0ケーブルで接続でき、大容量データのバックアップ/リカバリー環境を迅速かつ容易に構築できる。
CTO Certified NAS LTOモデルでは、NASにWindowsの仮想マシン環境を事前にインストールしており、NASにHDMIディスプレイとキーボード、マウスを接続することで操作できる。ユニテックスのアーカイブソフト「UNITEX ArchiveLT」を搭載しており、UNITEX USB-LTO Driveとは、SAS I/Fや拡張アダプターを使わずUSBケーブルで接続可能なため納品後すぐに利用を始められるという。
両社は、オンラインストレージのNASとオフラインストレージのLTOを活用することで、両方の利便性を生かしつつ、LTOにデータを書き出し、保存することによるオフライン環境のエアギャップアーカイブ/バックアップで、ランサムウェア攻撃などに対するデータ資産の保護を行えるとしている。
製品ラインアップ(出典:QNAP)