調査

SaaS利用、「2022年から増加または現状維持」が8割超--freee調査

NO BUDGET

2024-07-19 16:56

 freeeは7月17日、「情シスのSaaS利用実態レポート」調査結果を発表した。全国の経営者と情報システム担当者1019人を対象に実施。企業規模にかかわらず、SaaSの利用数は「増加または現状維持」の傾向にあり、従業員数が多い企業ほど増加率も高いという。

 同調査によると、2022年と比較してSaaSの利用数が「増えている/現状維持」と回答した企業は8割を超えた。有償のSaaSを利用している企業は66%、利用数は1〜5個が最も多い。

SaaSの利用数(N=369)
SaaSの利用数(N=369)

 情報システム部門の業務時間配分は、「ヘルプデスク」(35%)、「その他」(26%)、「SaaS関連業務」(20%)、「社内IT機器のキッティング」(19%)の順となった。SaaS利用の増加に伴い、管理業務が新たな負担となっているという。

情報システム部門で一番時間を割いている業務(N=807)
情報システム部門で一番時間を割いている業務(N=807)

 SaaS管理システムの利用率は54%で、SaaS利用数が20個以上の企業では70%以上が導入している。同システムの導入効果については、79%が「効果があった」と回答し、「入退社に伴うSaaSアカウントの発行・削除」など、工数やコスト削減効果が上位に挙げられた。

SaaS管理システムの利用率(N=369)
SaaS管理システムの利用率(N=369)

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