富士フイルムイメージングシステムズは8月1日、企業や学校などにおけるID管理の課題を解決し、業務効率化と安全性を向上させるSaaS型ID統合管理サービス「Smart One ID」の提供を開始した。
従来、組織内では人事データベースで管理するID情報を、勤怠管理や入退室管理などのさまざまなシステムに反映させる必要があり、システムごとに作業が必要なため業務負荷が高くなっていた。またリアルタイムでの情報更新やセキュリティ対策も課題となっていたという。
Smart One IDは、富士フイルムイメージングシステムズが長年培ってきたフィジカルセキュリティのノウハウを生かし、これらの課題を解決する。同社はオンプレミス型カード発行システム「CIMSA」でID統合管理のノウハウを蓄積しており、新サービスは同社のIDカード発行サービス「I-NET SERVICE」とも連携し、顧客自身がIDカードを作成することも可能だという。
各種システムとの連携イメージ
Smart One IDは、顔写真収集からID情報管理、IDカード発行までをシームレスに実行し、入退室管理システムや勤怠管理システムなどを同一IDで連携できる。国内データセンターのクラウドインフラを利用するため、自社サーバや固定資産の維持管理が不要で、常に最新のセキュリティを適用できる。また、月額定額制のため、初期導入費用を抑えることができるという。