「Raspberry Pi Pico 2」がリリース--「RP2350」マイクロプロセッサー搭載

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2024-08-09 12:29

 「Raspberry Pi Pico」のパフォーマンスが強化され「Raspberry Pi Pico 2」としてリリースされた。「RP2350」マイクロプロセッサーを搭載する。

Raspberry Pi Pico 2の仕様

  • CPU:150MHzのデュアル「Arm Cortex-M33」またはデュアル「RISC-V Hazard3」プロセッサー
  • メモリー:520 KBオンチップSRAM、4 MBオンボードQSPIフラッシュ
  • インターフェース:26本の多目的GPIOピン(ADCとして利用可能な4本を含む)
  • ペリフェラル:
    2 ×UART 
    2 ×SPIコントローラー
    2 ×I2Cコントローラー 
    24 × PWMチャネル
    1 × USB 1.1コントローラー およびPHY(ホストおよびデバイスに対応)
    12 × PIOステートマシン
  • 入力:1.8〜5.5V DC
  • 動作温度:-20度〜+85度
  • 生産寿命:少なくとも2040年1月まで生産継続を予定

 RP2350は、全く新しいマイクロプロセッサーとして非常に強力な機能を搭載し、150MHzのデュアルArm Cortex-M33コアおよび150MHzのデュアル32ビットRISC-V Hazard3コアを含む。そのため、RP2350は、ArmとRISC-Vのプロセッサーアーキテクチャーをサポートする。

 520 KBのオンチップSRAMを装備するが、同チップはセキュリティを考慮して開発され、Cortex-M向けに「Arm TrustZone」を使用する。

 ほかにPico 2に搭載されるものとしては、4MBのeMMCフラッシュ、電源供給とプログラミング用のマイクロUSBポート、初代Picoと同じGPIOヘッダーがある。

 Raspberry Pi Pico 2は、単体でも480個単位でも発注可能。供給期間は大きな問題とならないだろう。同モデルの生産は2040年1月まで継続することが約束されているため、最低でも16年間のライフサイクルがある。

 価格は、税・送料抜きで5ドル。初代Picoと比べて1ドル値上げされている。

Raspberry Pi Pico 2
Raspberry Pi Pico 2
提供:Raspberry Pi

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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