住友生命保険(住友生命)は、パロアルトネットワークスのセキュアアクセスサービスエッジ(SASE)ソリューション「Prisma Access」を導入した。パロアルトネットワークスが8月13日に発表した。
住友生命は、デジタル戦略の実現に向けてゼロトラストセキュリティの構築を目指し、従来の境界防御モデルからSASEモデルに移行した。Prisma Accessを導入する決め手にとなったのは、場所や時間を選ばずに業務に携わるハイブリッドワーカーを保護でき、既存システムとの親和性が高く、迅速な導入が可能であること、変化を続ける脅威に対応できるセキュリティ機能を備えていることだった。
Prisma Accessの導入により、社員は場所を問わず安全にインターネットやクラウドサービスを利用可能になった。また、セキュリティ情報イベント管理(SIEM)やウェブ分離など既存のセキュリティサービスとの連携も実現し、従来と同等のセキュリティレベルを維持しつつ、さらなる向上も期待できるという。さらに、大規模閉域ネットワークの構築・維持費の削減と、トラフィックやユーザー数に応じた柔軟な帯域拡張も実現した。
同社ではこれまで、コロナ禍によって顕在化した、ピーク時の回線ひっ迫への対応が求められていた。また業務情報の増加に伴い、従来の境界防御モデルではセキュリティを維持することが困難になっていた。
今後、住友生命は、Prisma Accessの新機能である次世代クラウド・アクセス・セキュリティ・ブローカー(CASB)や、次世代リモートブラウザー分離(RBI)の活用も視野に入れ、さらなるセキュリティレベルの向上を目指す。