小学館グループのSasaeLは、生成AIを活用したクラウド統合型校務支援システム「SasaeL 校務」を開発し、自治体向けに2025年度の無償トライアル提供を開始した。
同システムは、生成AIやデータ連携などの最新技術を活用し、教員の業務効率化と負担軽減を支援する。シンプルなユーザーインターフェース/ユーザー体験(UI/UX)と豊富なコンテンツ連携により、教員にとって使いやすいサービスとなっているという。
主な機能としては、学校経営、学級運営、教育政策に必要な情報を自動で集計・分析・可視化するダッシュボードや、生成AIを活用した文章作成や授業計画のたたき台作成などのAIアシスト機能が挙げられる。また学習系データなど周辺ツールとの連携によるデータ収集・可視化と横断的分析も可能。シングルサインオン(SSO)やスムーズな名簿連携を実現する国際技術標準「OneRoster」にも対応する。
今後の連携イメージ
さらに、将来的には、通知やアラートによる問題・課題の早期発見機能も搭載予定だという。また、小学館の教員向け教育情報メディア「みんなの教育技術」と連携し、長年蓄積された教員向けコンテンツをシステムに活用していくとしている。