今どの生成AIが使われているのか。何回か試しただけで使われなくなるのはどれで、使われ続けているのはどれなのか。カリフォルニアに拠点を置くベンチャーキャピタル企業Andreessen Horowitzは、こうした問いに答えようと、第3版の「Top 100 Gen AI Consumer Apps」リストを発表した。
Andreessen Horowitzによると、同社は入手可能なデータを分析して、人々に使われているAIアプリを半年ごとに調べているという。そして、トップ50のリストを2種類作成している。1つは月間ユニークビジター数(ウェブアプリ)のリストで、もう1つは月間アクティブユーザー数(モバイルアプリ)のリストだ。もちろん、両リストで首位に立つのは「ChatGPT」だ。
両方のリストに名前が挙がっているアプリも多少はあるが、それはごくわずかだ。詳しく見ていこう。
過去半年のユニークビジター数(ウェブアプリ)のリストでは、ChatGPTが大差で首位に立っている。上位5位にはほかに、「Character.ai」「Perplexity」「Claude」「Suno」と見慣れた名前が並ぶ。上位10位は「JanitorAI」「QuillBot」「Poe」「Liner」「Civitai」が加わる。
アクティブユーザー数(モバイルアプリ)のリストは、1位こそ同じくChatGPTだが、上位5位はがらりと顔ぶれが変わり、「Microsoft Edge」「Photomath」「Nova」「Bing」と続く。上位10位は「Remini」「Chat & Ask AI」「Brainly」「Meitu」「Character.ai」が加わる。
ここから何が分かるのだろうか。
まず、このデータから分かるのは、AIが主にクリエイティブな活動に使われているということだ。Andreessen Horowitzによると、ウェブアプリのリストにあるアプリの52%はコンテンツの作成や編集が主な用途だという。画像と動画の作成アプリが大半で、音声や音楽を生成するものも人気がある。
動画生成アプリの「Luma」(14位)と「Viggle」(21位)がウェブアプリのリストに初めてランクインしており、生成AIによる動画にはっきりと関心が集まっていることが分かる。音楽生成のSunoは前回もランクインしていたが、今回、36位から5位へと躍進した。
提供:Wong Yu Liang/Getty Images
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。